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完成現場を見学しました

新人研修の一環で弊社で施工させていただいた現場を見学しました。土木部配属予定者が対象でしたので土木構造物メインです。

引率した筆者にとっても、単純に懐かしかったり、先輩たちの仕事にあらためて感嘆したりで有意義な見学ツアーになりました。

また、文中にリンクがある箇所は解説などを引用しているページにジャンプします。

 

旧国道18号線の長野-新潟の県境にあった難所、赤川スノーシェッドです。ヘアピンカーブに合わせて現場打ちコンクリートで基礎、擁壁を作りました。

往時は工事に伴う交通規制で毎日のように大規模な渋滞を引き起こしてご通行のみなさまに迷惑を掛けていたそうですが、今では並行して国道18号線の信越大橋、さらには上信越自動車道が開通し通行する車もほとんどありません。連続していたスノーシェッドも大半が撤去されていました。

上信越自動車道の坂城インター近くにある谷川橋下部工です。もう一か所の南日名橋と合わせ9基の橋脚、1基の橋台を施工しました。

弊社にとっては初めての高速道路本線工事でした。供用されている本線の4車線化工事でしたので新設とはまた違った困難さがあった工事でした。

長野オリンピックでボブスレー・リュージュ会場となった、スパイラルです。弊社はJVの一員として施工に携わりました。

オリンピック開催時はもちろん、その後も競技施設としての供用を中止する2017年までのおよそ20年間に渡って製氷業務等の大会運営に携わりました。

その製氷技術は各国の代表選手たちから”世界一滑りやすい”と称えられました。

長野市七瀬にあるJR等各線の下をくぐるアンダーパスです。無散水の融雪設備を施工しました。

ここ以外にも国道19号線の長野県庁と国道19号線始点までの歩道や、北長野駅近くの辰巳隧道など市内各所の無散水融雪舗装を施工しました。

飯綱町の県道に掛かる”なかまち橋”です。一見何の変哲も無い橋に見えますが実はイージーラーメン橋という高度な技術を用いています。

橋梁上部工と下部工を剛結合して一体構造とした複合門形ラーメン橋です。2枚目は特徴的な床版下側の写真です。

こちらは国道18号線で急勾配と急カーブで難所だった信濃町古間の道路改良工事です。大規模な土工事と雪崩防止柵を設置しました。

長野市方面から走ってきて写真奥のカーブを曲がると、目の前に黒姫山、妙高山の威容が広がります。

長野市三才にある北部スポーツ・レクリエーションパークです。大規模なスポーツ施設でご利用された方も多いのではないでしょうか。

弊社ではその他、篠ノ井中央公園、松代マレットゴルフ場等の公園も多く施工しています。

浅川ダムです。弊社はJVの一員として施工に携わりました。

ダムの下流域である浅川の改良工事にも数多く参加しました。

北国街道のバイパス道路である若槻大通りです。写真は長野市吉付近です。この道を通り慣れてしまうと旧北国街道に行ってみるととても狭く感じてしまいます。

3日間ほどかけて長野県北部東部を走り回りました。道中には弊社施工の建築物もたくさんあり説明が追いつきません。

110周年の歴史を感じた見学会でした。

新人だけではなくて社員全般を対象に開催しても面白いかもしれませんね。